2000年8月22日(夜) | 特別晩餐会 ガラディナ− |
特別晩餐会のガラディナ−は、夜の8:30より始まる。 それに先立ち、8:00からは船長も登場するカクテルパ−ティ−だ。 これもいつものことだが、ぎりぎりまで身支度に時間がかかり、8時をを少し 過ぎた頃に僕らは7階 のグランドピアッツァロビ−に到着した。 ロビ−内では、すでに沢山の人たちがシャンパングラスを片手に会話がはず み、あちらこちらでフラッシュが光る! みんなとびっきりのお洒落をして集ま ってきている。 和服あり、各国の民族衣装あり、蝶ネクタイでばっちりきめた 英国紳士や真赤なカクテルドレスの女性もいる。 アメリカのグラミ−ショ−などのパ−ティ−をテレビで見たことがあるけれど、 そんな感じの風景であった。 中には普段着の中国人もいたけれどね。 しばらくすると、中央の階段付近にスウェ−デン人キャプテン(船長)のHakan Svedung氏が登場した。 そして船長の流暢な英語で、クル−の紹介が始まる。 船の安全な航行を心がける1等航海士、縁の下の力もち機関長、乗客の出入 国などのすべての事務手続きを行う事務長、そして、美味しい料理を作ってく れる料理長などなど・・・ |
|
民族衣装の祭典だ〜 |
スタッフはみんなニコニコしていて、船長と冗談を言い あったり、乗客と写真を撮ったりと和気あいあいに時間 が過ぎていった。最後に全体写真を撮影すると、 カクテルパ−ティ−は一応終了になり、乗客はそれぞれ 予約をしたレストランへと移動してく。 僕らの予約したレストランはベラビスタ。 洋食のレストランである。 キャッシュレスのキャビンカ−ド があることをいいことに、今晩はアメリカのナパバレ−産の キリキリ冷えた白ワインでシ−フ−ドディナ−とシャレこむ。 あっ・・・・ちょっと横の中国人のおばさん、大きな口あけて 中国語しゃべりながらご飯を飛ばさないで下さい!! 一部ではそんな光景もあった....。 10時頃にはディナ−も終わり、お次は12階にある ギャラクシ−・オブ・スタ−ズというクラブへと向かう。 シンガポ−ルスリングを注文して、ステ−ジのジャズ ボ−カルを聞いていると、金髪の女性がやって来た。 着物を着ていたうちの嫁さんをめざとく発見し、最近習っ たばかりの日本語をご披露しに来たのである。 日本語といっても挨拶と自己紹介くらいで、その後は 英語の会話となってしまい、今度はこちらが練習してい るようである。 そのうちに、彼女の旦那さんもどこからかやって来て 身内話から、この夫婦が住んでいるパ−ス(西オ−スト ラリア)の話、そして仕事の話などなんだかんだ30分 ほど話し込んでしまった。 |
ステ−ジでは各国の男性(お客)の 筋肉ムキムキゲ−ムが始まった |
|
そのうちに、クラブにもにわかに人が増えてきた。 さっきまで半分くらいあった空席はいつのまにか埋め尽くされ、立っている人も出てくるほどだ。 結構人気があるんだな--夜中なのにっと思っていると、ステ−ジにはなにやらドレスのお姉さんと、 きめこんだ男性がさっそうと登場してきた。 それはなんと イッツ・ア・ショ−タイム!!の始まり であったのだ!お姉さんが登場するやいなや、”ストリップ見たい-”なんて言うものだから、なんだ なんだこれは。すごいことになるぞ!夜中だしな、お子チャマ達はもう寝ちまっているしな。しめしめ・ ・・・・っと期待してシンガポ−ルスリングをちゅうちゅうやっていると、なにやらお姉さんの魅力で手 招きされた男性客がステ−ジに上ってきた。 それもぞろぞろ10人。 ますます興奮するネ−これ。 どうなるんだろうね−−これから。 ディスコ音楽が大音響で流れ、ミラ−ボ−ルがクルクル回転しだすと、始まったのはなんと男性の ストリップ!?大会であった。 さっき男性客がステ−ジでお姉さんに耳打ちされていたのは、愛の 言葉ではなくこのことだったのだ。 グアハハ−−場内はもう大爆笑状態。くねくね各国代表の紳士 達は技をぶつけ合ったのである。 先ほどのオ−ストラリア夫婦の旦那さんの方。知らないうちにステ −ジで黒いパンツ一丁になり、バシバシと技を決めておりました。 こうなってはもう寝てはいられない。 東南アジアの不夜城船はシンガポ−ルへ向けて和やかに航海 するのであった。 |